最寄りのパン屋でシュトーレンが並び始めていた。
もうそんな時期なのかと驚く。前回、あのバターとドライフルーツたっぷりなリッチな甘さを味わったのはついこの前だったような気がするのに。
さて。数年前から市民権を得てきたシュトーレンだけど、目にするたびに日本の気候で大丈夫なお菓子なのかと心配になってしまう。
本場ドイツをはじめとしたヨーロッパではクリスマスまでの間に毎日ちょっとずつ食べるお菓子であるのは周知の通り。でも、そんな食べ方が許されるのは湿度の低いヨーロッパだからなのでは、と思うのだ。
エコだのなんだので個包装が度々問題になるけれど、日本でやたらと個包装が多くなるのは湿度が高い気候のせいだ。欧米のような紙箱直入れエコ(?)パッケージではすぐに湿気、カビ、微生物の繁殖でダメになってしまう。
シュトーレンも、そういうヨーロッパの気候の中でしか成立しない食べ方なんじゃないかと思うのだ。
なので、なるべく早く食べ切ってしまったほうが安全だとパクパクいってしまう。決して「ちょっとずつ大事に」が我慢できない訳じゃない。美味しさについ何切れも行ってしまうからじゃない。はずだ。