気づけばクリスマスがあっという間に過ぎ去っていた。
記憶がない。ベルトコンベアと白煙、遅いくるバイターどもの影しか記憶に残っていない。
そう。Factorioをやっていたら時間が溶けてしまったのだ。
Facrorioとは、異星に不時着した主人公が資源を堀り技術を開発し、ロケットの打ち上げを目指す工場シム系のゲーム。
元々Steam配信のゲームだったけど、2022年10月にニンテンドーSwitch版が発売された。
多くのプレイヤーが廃人工場長になってしまうことで有名なソフトだ。
Switch版発売決定時にTwitterがざわついていたので興味本位で購入したのだけれど、見事に廃人工場長への一歩を踏み出してしまった。このゲームは危険だわ。やめ時がわからない。一度始めたら最後、気付かないうちに平気で何時間も経ってしまう。
普段はタイマーをセットして寝る前の限られた時間でプレイするようにしているのだけれど、年末のゆるい空気感とクリスマス周辺が休日であることが災いしてFacrorio三昧してしまった。
夫も呆れ顔である。
しかし、夫も夫で自前のPCにFactorioがインストールされている。私の布教の成果だ。結果として家で二人してFactorioをするやばい奴らが爆誕してしまった。
なお、クリスマスイブにあたる12/24は私の誕生日だった。
夫の手により「列買い」されたピースのケーキたちが並べられたテーブル。ここからここまでください。そんな富豪のショッピングのようなノリでケーキを買う人間を奴以外に私は知らない。
だが、夫はほとんど甘いものを食べない。
大量のケーキの9割は私の胃に向かう。ほんとうになんなんだ。
工場以外にクリスマスに残った記憶はそれくらいである。