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"刺さった本"を紹介するブログ

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

改変遺伝子が氾濫した世界で|螺旋じかけの海

「螺旋じかけの海」は永田礼路先生のSF漫画。深い世界観と生命科学のリアリティの高さが魅力の作品だ。SFファン、生命科学徒、格好いい壮年キャラが好きな人におすすめのマンガ。

クリスマスに工場運営|2022-12-27

気づけばクリスマスがあっという間に過ぎ去っていた。 記憶がない。ベルトコンベアと白煙、遅いくるバイターどもの影しか記憶に残っていない。 そう。Factorioをやっていたら時間が溶けてしまったのだ。 Facrorioとは、異星に不時着した主人公が資源を堀り技…

羊を数える|2022-12-20

眠れない夜には羊を数えなさい。 よく聞くけど、意味がさっぱりわからないアレだ。雄大な自然のなか、なぜか柵を飛び越え逃げ出す羊をカウントする。ひつじがいっぴき。なんとなく続けるけれど、別に眠気がくるわけではないアレ。ひつじがにひき。 なんで羊…

本へ書き込むということ|2022-12-19の日記

本が汚れることに抵抗感があった。 小説でも漫画でも、なるべく新品で買って綺麗に読む派だった。古本はなんだか嫌な感じがして、表紙にスレや傷がつくのも避けたかった。カドを折るドッグイヤーなんてもってのほか。ものを食べながら本を開く行為は万死に値…

非合理な愚かさを掘り下げる|「バカ」の研究【書評・感想】

なぜ人は非合理的で愚か(バカ)な行動をしてしまうのだろう。そんな永遠の謎を、心理の大御所研究者23人が大真面目に研究したのが本書だ。とてもいい本だったので、感想を添えて紹介したい。

生き字引ババアになりたい|

知的で素敵なご老人、というものに憧れる。 書斎にたくさんの本があって、お気に入りの万年筆といい髪のノートで思索にふける。休日には美術館に行ったり、ジャズが流れる喫茶店でマスターとウィットに富んだ会話を楽しむ。 そんなおじいちゃんはめちゃくち…

日記に欠かせないエディター|2022-12-12

今週のお題「日記の書き方」 「Bear」というエディターアプリを長く愛用している。Apple製品にしか対応していないが、軽くて、デザイン性が高くて、整理整頓が楽。マークダウン記法やタグ付け、各種データ形式での書き出しにも対応している良アプリだ。 日記…

暖かい部屋着に悩む|2022-12-06

急に寒くなって部屋着に困っている。 足元はレッグウォーマーとブランケットでカバーできる。暖かい靴下も履けば盤石。 問題は上半身だ。肩が凝るのでなるべく厚着をしたくない。可能なことなら年中ロンT一枚で過ごしたい。が、流石に寒さが耐えられなくなっ…

本好きの自由研究|文庫本は何冊積んだら倒れるか【書評・感想】

本の雑誌社から刊行された、本好きな大人の自由研究といった面持ちの本。しょうもないけれどディープ読書好きには刺さる、そんな考察がまとまった良書。面白かったので書評を書いてみた。

自作キーボードを作ったがGitHubで詰んでいる|2022-12-03

家でのパソコン入力デバイスとして、いわゆる普通のキーボードではない「自作キーボード」を愛用している。 基盤に電子部品を自分ではんだ付けし、スイッチやキーキャップを選んで組み立てる、こういうやつだ。これはLily58 Proといって、国内の左右分離した…

読んだ本の見出しを考える遊び|2022-12-01の日記

Twitterで #昔ばなしの見出しというタグを目にした。 昔話のストーリーをネットニュースの見出し風に極限まで短くキャッチーに書く、というもので、元々は「小説の文字数を限界まで削って文章力を上げる」小説ゴルフというアイデアからの派生らしい。 togett…