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"刺さった本"の感想・書評を書いています。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「RRR」の短い感想

インド映画「RRR」を(今更ながら)観てきた。 ラージャマウリ監督の作品は「バーフバリ」も怒涛の熱量と目力、神話級のド派手演出で最高だったのだが、今作も別ベクトルで最高な映画だった。 オタクの好きなものが全部詰まっている。 互いに敵と知らずに仲良…

食の多様性を残す意味|世界の絶滅危惧食【書評・感想】

大規模なモノカルチャー農業により、世界の食糧は均一化している。その陰で姿を消している非効率な伝統食について書いたのが「世界の絶滅危惧食」だ。文化史とともに、食の遺伝的多様性の重要性を解説する一冊【書評・感想】

祈るような仕事、本づくりに誠実であること|古くて新しい仕事【書評・感想】

本書は、一人出版社「夏葉社」島田潤一郎氏のエッセイだ。会社をやめ、どうして個人で出版社を始めるようになったか。その経緯と、「本を作ること」への想いが綴られている。【書評・感想】

深くて自由な「書き込み」の世界|マルジナリアでつかまえて

本への書き込み。その効果と魅力。文豪の読書法・読書中の思考はどんなものだったか。それらを紹介しつつ、マルジナリア(書き込み)をおすすめするのが本書だ。軽い読み口で一歩踏み込んだ読書術が紹介されいる【書評・感想】