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"刺さった本"の感想・書評を書いています。

読書の本

記憶と現実を繋ぐ読書体験|『電車の中で本を読む』【書評・感想】

最近、電車での移動中はなるべく本を読むことにしている。 数年前、東京に住んでいた頃では考えられなかったことだ。通勤時間の東京の電車はあまりにも人との距離が近すぎて、イヤホンで情報を遮断しては、体で隠すように抱えたスマホの上で指を動かすことし…

「短歌」とは文章のひとつの極点だった|歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む【書評・感想】

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深くて自由な「書き込み」の世界|マルジナリアでつかまえて

本への書き込み。その効果と魅力。文豪の読書法・読書中の思考はどんなものだったか。それらを紹介しつつ、マルジナリア(書き込み)をおすすめするのが本書だ。軽い読み口で一歩踏み込んだ読書術が紹介されいる【書評・感想】

良質な書評の大入り袋|文学の福袋(漱石入り)【書評・感想】

新年に最適なブックガイド・書評本。それがみすず書房「文学の福袋(漱石入り)」だった。読んだ感想と、紹介されていた中で特に気になった本を紹介する。

本好きの自由研究|文庫本は何冊積んだら倒れるか【書評・感想】

本の雑誌社から刊行された、本好きな大人の自由研究といった面持ちの本。しょうもないけれどディープ読書好きには刺さる、そんな考察がまとまった良書。面白かったので書評を書いてみた。