パラタイプエー

"刺さった本"の感想・書評を書いています。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

私の読書メモの付け方|書籍評価は「刺さり度」と「読書カロリー」の2軸

読書メモを書く人、書かない人、さまざまだと思う。 私は結構まめにメモを記録している方だ。研究職をしていた者の習性か、細かなデータを残して分析すること、それ自体がなんとなく楽しい。 この読書メモを書く際、意識的にスコアリングしている項目がある…

自分に似合う個性派メガネの選び方|『めがねを買いに』【書評・感想】

『めがねを買いに(WAVE出版)』は、眼鏡スタイリストである藤裕美氏が個性的な眼鏡の選び方を解説する本。書籍の感想と面白かった点を紹介する。【書評】

生き物の目は光をどう捉えているのか|『奇想天外な目と光のはなし』【書評・感想】

人や動物はどのようにものを「見て」いるのか。目の成り立ちから、光を感知する仕組み、光に関わる生態までを扱ったポピュラーサイエンス本『奇想天外な目と光のはなし(入倉 隆|雷鳥社)』を紹介。

読まれる文章を書く視点|『書評の仕事』【書評・感想】

表題の本を読んだ。 年間500冊もの書評を執筆する書評家・印南 敦史氏による執筆論の本だ。 脅威の仕事量の書評家・印南 敦史 印南氏は紙・WEB媒体を問わずに執筆しているベテランの書評家で、その執筆量は月40本にものぼるという。 以下は本書で挙げられて…

創作論全般に通じる短歌の技法書|『天才による凡人のための短歌教室』【 書評・感想】

『天才による凡人のための短歌教室』は、現代短歌ブームを牽引する木下龍也氏の初心者向け指南書。具体的な作歌手法や創作方針が紹介され、木下氏自身が商業的歌人になるまでの足跡が描かれている。創作を職業とする者にとっては貴重な洞察が詰まった一冊。