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「RRR」の短い感想

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インド映画「RRR」を(今更ながら)観てきた。

ラージャマウリ監督の作品は「バーフバリ」も怒涛の熱量と目力、神話級のド派手演出で最高だったのだが、今作も別ベクトルで最高な映画だった。

オタクの好きなものが全部詰まっている。

  • 互いに敵と知らずに仲良くなる
  • 驚愕と葛藤の対峙シーン
  • コントラスト鮮やかなキャラ設定の対比
  • 徹底的なシーン・台詞のリフレイン
  • 決して理不尽に屈さない格好よさ
  • 〈〈〈覚醒〉〉〉
  • テーマソングとともに大暴れ
  • 神話・歴史を知っていると何倍も楽しめる(考察好き大歓喜)

こんなの、テンションが上がらずにはいられないだろう。

 

本作は1920年ごろ、大英帝国統治時代のインドが舞台だ。差別と圧政、それに抗するための武力蜂起と、描かれるテーマは重い。

そこに前述の激アツ要素と、インド映画の醍醐味である盛り盛りの演出・ド派手アクション・目力・ダンスが合わさってバランスをとる。

結果、重厚ながらも重苦しすぎない、絶妙な塩梅の最高映画に昇華されていた。

 

残酷なシーンも重い過去もあり、全人類手放しに楽しめる映画ではないかもしれないが、一見の価値はある作品だ。

 

■ブログで書いた記事:

aomi-sourui.com

 

■RRRのインド英雄知識

https://sou-aomi.hatenablog.com/entry/2023-04-10