マルジナリアでつかまえて(本の雑誌社)という本をよんでいる。
マルジナリアとは「本の余白への書き込み」を指す英語らしい。あれ、一言で表現できる言葉あったんだ。
私は図書館を多く利用するのもあって本へ書き込みはしない派だが、読みながら付箋がわりのメモの切れ端を挟むようにしている。メモは白紙なこともあれば、何かを書き込むこともある。これもマルジナリアの亜種と言っていいかもしれない。そして、本を読み終わったあとに整理して書き込みをまとめなおす。
そこには発見や連想、思考が現れる。
同じ本を読んだとしても、人によってメモの内容は全然変わると思う。もしもひとのマルジナリアを垣間見れたら、自分以外の人がどういうことを考えて本を読んでいるのかが分かってとても面白いだろうな。
そういうのを、たくさん読みたい。
ひとの書評を見るのが好きなのも、私自身書評をブログにまとめているのも似た感覚なのかもしれない。